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3.1.1.1.6.4.6 VHF導入シナリオ
世界レベルでいつ、どこで、どのように将来のVHFシステムを整備していくか、WG/Dで検討することとなった。
3.1.1.1.6.4.7 欧州のATC統合計画
ユーロコントロールが作成中のデータリンク導入計画案について次の説明があった。
(1)ステップ1(1996〜2000)
可能なアプリケーションとしては、以下の内容をACARSにて実施する。
・出発クリアランス
・洋上クリアランス
・自動空港情報サービス(ATlS)
(2)ステップ2(2000〜2005)
可能なアプリケーションとしては、以下の内容をVDLモード2とし、そのバックアップシステムとしてSSRモードSとVDLモード4、または衛星により行う。
・管制官とパイロット間のデータリンク(CPDLC)
・機上パラメータの自動ダウンリンク(ADAP)
・ディジタル飛行情報サービス(DFIS)
・コンテキスト管理アプリケーション(CMA)
・自動従属監視(ADS)
3.1.1.1.6.4.8 先進技術のアセスメント
今後新しいCNS/ATM機能として、ADS−B、全地球規模の航法衛星システムのローカル・オーグメンテーション、データとディジタル音声通信があり、ADSP等で検討されているこれらのアプリケーションのためのサブネットワークの選択とまとめをICAOの適切な組織で12ヶ月以内に完了する必要があることが確認され次の勧告が出された。
勧告2/1将来のCNSシステムの評価
適切なlCAO組織にて次の作業を行うこと。
a)運用要求に合わせた音声とデータ通信の各種システムのアセスメントを早急に実施すること。
b)これらのシステムの性能一覧を整理すること。
c)運用シナリオを考慮した将来システムの導入に関する一般的な方針をまとめること。
d)将来システムの導入時における移行過程を検討すること。
3.1.1.1.6.4.9 時刻基準
全てのデータ通信システムにおいて正確な時間の基準が必要となる事が明らかとなり、今後WG/Dにでどのような時刻基準を使用するかを検討することとなった。
3.1.1.1.6.4.10 通信システムの基準
飛行のいろいろな面で通信システムに要求される通信性能用件(RCP)が存在してない事が確

 

 

 

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